【レビュー】全国様々な無線局や放送局の周波数がわかる「周波数帳」
三才ブックスは以前より周波数帳を発行していたが、2012年からは同時にアプリ版としても提供している。
書籍としては収納データの増大とともに厚さが増し、日々携行するのは困難なほどの重さになっている。
そういった点ではアプリ化するのにうってつけのデータであったとも言えよう。
目の前の無線局の周波数データを瞬時に調べるなどは書籍版では出来ない芸当であり、そういった意味ではアクティブに活動する際の機動性という点でも特に優れていると思われる。
特に近年はコミュニティFM局が増加していることもあり旅先などで現在地データから近隣の放送局を探し、その周波数を表示することも可能である点など、著名な県域局以外の放送を聞く際にも威力を発揮すると言えよう。
書籍版を使用してきた方は是非、このアプリの使用を検討して欲しい。
写真1 ジャンル別画面
写真2 都道府県別
都道府県別で表示することも可能なので旅先などで使用する際はこちらから検索することも可能である。
写真3 周波数からの逆引き
周波数と、簡単なキーワードから逆引きすることも可能になっている。
写真4 ラジオ詳細例
例えば、都道府県別のラジオ詳細表示としてはこのように表示され、一覧性に優れ、目的とした周波数を早急に確認することが可能である。
写真5 録音ファイル
目的した無線局を受信し録音再生する事が可能である。(録音内容の取り扱いについては電波法を十分に理解し、電波法違反のないように注意して欲しい)標準で表示可能なデータはラジオなど少数であるので、必要に応じて追加データを購入し、使いやすいようにアレンジして欲しい。
用語辞典なども搭載されているので、新たにアマチュア無線を始めたり始めようとする人にも便利になっている。
時刻表愛読者のような強者の、周波数帳版では、まだ行っていない地域や受信したことのない無線局を検索したり見ることだけでも楽しめるのではないだろうか。
※情報は記事執筆時点のものです。
(文章:FT3700)