株式会社ジーニーとソフトバンクモバイル株式会社は、業務提携契約を締結し、SSP事業の開始とソフトバンクグループのインターネット広告事業を強化すると発表した。
<以下プレスリリースより>
株式会社ジーニー(以下「ジーニー」)とソフトバンクモバイル株式会社(以下「ソフトバンクモバイル」)は、 業務提携契約を締結しましたのでお知らせします。ソフトバンクモバイルは、ジーニーの協力の下2014年11月よりSSP(※1)事業を開始し、ソフトバンクグループのインターネット広告事業を強化していきます。また、本契約に伴い、ソフトバンク株式会社は、ジーニーに対し32.9%出資します。(※2)
ジーニーは、2010年の創業以来、アドテクノロジーを活用した日本最大級のSSP事業者です。同社は、インターネットメディアの収益最大化を実現するプログラマティックバイイング(※3)を推進し「RTB(※4)市場」という新たな国内市場を創出してきました。
本提携により、ジーニーは、ソフトバンクモバイルへSSPの提供を行い、一方、ソフトバンクモバイルはこのSSPを活用することで、グループ内のインターネット広告事業の収益最大化を目指します。その結果、広告主は、ソフトバンクモバイルを始めとするグループ企業が持つさまざまなネットサービス上の広告媒体に対して、RTBによる広告枠の買い付けをすることが可能になり、これまで以上に、ユーザー属性に合わせリアルタイムかつ効率的にインターネット広告を配信できるようになります。
ジーニーおよびソフトバンクグループは、このたびの提携を通し、国内のインターネット広告業界を牽引し、さらなる事業拡大を図っていきます。
※1 SSP…Supply Side Platformの略。媒体社の収益最大化のための広告プラットフォーム。
※2 今回の出資は、ソフトバンク株式会社の100%子会社であるSB Pan Pacific Corporationを通じて行われます。
※3 ユーザー属性データや広告主の出稿条件データなどを元に広告枠を自動的に買い付けできるシステムのこと。
※4 RTB…Real Time Biddingの略。オンラインの広告枠の売買の仕組みで、広告のインプレッション(画面上の表示)が発生する毎にユーザーの属性や広告の掲載サイトを元に広告枠の競争入札を行い、配信する広告を決定します。